先月、高1の娘の三者面談に行ってきました。
早い段階(今年10月末まで)で文系と理系を選択しなければならず、娘はまだ決められず悩んでいる段階・・・
文系と理系を決めるためには、志望大学を決め、受験科目を調べなければなりません。
その志望大学を選ぶには、将来なりたい職業をある程度決めなければなりません。
担任の先生から「看護系は?研究職は?法学系は?・・・」といろいろ聞かれる中で、
「福祉系は?」と聞かれ「正直考えたことないです。」と答えた娘。
母(私)は「・・・???」思わず「何で?」と聞き返してしまいました。
「母の仕事を見ていて大変そうだなぁと思うことが多く、自分には無理だと思うからです。」という答えでした。
この仕事の『やりがい』を娘に伝えきれていないことに少々がっかりはしましたが、
「娘には娘の人生があるんだ。」と思い、選択を任せることにしました。
そんな娘が昨日、福祉の駅白銀店の夕涼み会のボランティアに初参加。
最初はあまり気乗りがしなかったボランティアでしたが、
浴衣を着て、てきぱきと商品を袋詰めしたり、おつりを渡したりしている姿に少し頼もしさを感じました。
むしろ笑顔が生き生きしているようにさえ感じました。
終わってから「今日はお疲れ様。ありがとう!どうだった?」と聞くと、
「人の役に立つって気持ちがいいね。またやってもいいと思った。楽しかったよ!」との返事。
福祉系は目指していなくても、人のために役に立つ気持ちよさ、心地よさを感じてくれたらしいです。
人間、誰しもが持っていると言われる、「誰かの役に立ちたい」という欲求。
私達のこの仕事はこの気持ちがないとなかなか続けられないと思います。
長く続けていると、「やってあげている」という気持ちになりがちですが、
娘のひと言であらためてその気持ちを私が再確認できたことに感謝したいと思います。
子は親の思い通りにならず、と言う諺がある様にややもすれば逆の方向に行く傾向があります。それは自立心から来る自分で決めたいと言うプライドでもあり、親より友人等の影響が大きい場合があります。そして子供の為に一生懸命働いているのにその職は大変そうだからと軽蔑するのが一般的の様な気がします。
ここで大切な事はすべての職業は人の役に立つ事に通ずる事を教え親の職業も大変なくらい打ち込める魅力ある仕事だと説明ができればと思います
我が子もそうであったが・・・今は。