めがね

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先週、『めがね』を作ったことを書きましたが、今日無事に受け取ってきました。

今のところ、手元もよく見えて、遠くもよく見えて快適です。

 

ところで、昨日、『ポコラート宣言2014/十和田展』特別ギャラリーツアーに参加してきました。

『ポコラート』とは障がいのある・なしや、年齢・経験を問わず、人と人、人と作品の交流の場を

生み出すことを趣旨とし、今年で5回目を迎えるアート作品の全国公募展です。

参加してみて驚いたのは、精密にそして気の遠くなるような時間をかけて描かれたと思われる、

とてもマネできないような作品や、独特の感性を素直に表現した作品はもちろん、

「これを作品と言うんだ・・・」「作ったというよりは正直できていた・・・」

と感じるような作品もあり、今までの自分の中のアート感覚を根底から覆されたような気持ちになりました。

その作品をみる者の、「よさを見出す力」、「価値を見出す力」、「作品に込められた心をくみ取る力」

が試されていて、「その力がなければこの作品たちはここに並んでいなかっただろう。」と思いました。

今までアート作品に対して、こうでなければならない、こうあるべきだという『めがねをかけた状態』、

つまり先入観で作品を見ていた自分に気づきました。

題材にも画材にも作り方にも正解はないんです。

できあがった作品ではなく過程を楽しむことでもいいんです。

 

ユートピアでは色彩福祉をとおして、様々な作品を作る機会が多くなりましたが、

これからは、自分が先入観という『めがね』を外して、

作品を見つけ出す『めがね』をかけて、利用者の可能性を見出す支援者になりたいと思いました。

 

 

☆スタッフFさんへ☆

先週のブログを見て、次の日すぐにかわいい便箋にお手紙を書いてくれたスタッフFさん。

心配をしてくれたり、いろいろなアドバイスをしてくれたり、ほんとうにありがとうございます。

普段あまり話をすることがない私に、お手紙を書いてくれた優しい気持ちがとてもうれしかったです。

参考にして、検査を受けることも考えてみたいと思います。

また相談にのってくださいね。

コメント

私も、美術展を見に行き、「作品」とは、何かを作らなければいけないものではなく、夢中になって取り組んだ結果できたものも、「作品」なのだと改めて感じました。作品づくりのヒントになればと思い、期待していた自分がなんだか恥ずかしくなりました。普段から何かに取りくんでいることにもっと目を向けるべきだと痛感しました。灯台下暗しとはこのことですね。

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