健康診断に、採尿があり利用者Kさんへ促すと
「昨日の夜、出たから無理。」の一点張り。
そこで「水を飲んだら出るかも。」とやんわり声をかけると早速、試した。
数分後「採れました。」と報告があって一安心したのだが・・・
Kさんの採尿したものは、冷たく透明度が高かった。
もしかして・・。
「水を採って。」と勘違いしたのか?その場を取り繕いたかった?
自分を守る為の処世術か?
誰も責めないのに・・。
健診へ行く途中、別のスタッフが「採れなくても、行ってからで。」と声掛けしても、終始「採りました。」の一点張りだったそう。
育つ環境で、「成功」「結果」のみが評価され、本人なりの努力した過程は
誰もみてくれず、その場を納める。
何だか切ないね。
自分を素直にだせたらいいね。少しでも変われることを願って・・。
Kさんの作業を見守っている。
彼女のようにレベルの高い方は、プライドも高く、自分の意志もあり、真意がわからないこともあると思います。
だからこそ、普段1番多く接しているスタッフが、何かに気づいてあげるべきなのではないでしょうか。ちょっとした表情の変化や声のトーンなど・・・
素直な気持ちををストレートに伝えてもらえる信頼関係も大切ですね。