ユートピアが続けて来た地域貢献事業の一つに 美保野里山夏祭りがあります過疎化して行く地域をそして小学校を守ろうと始まった祭りは回を重ねる毎に盛り上がり小林市長肝いりで今では一日限りの祭りが千人規模の祭りとして定着してきました。それには何より祭りに欠かせない情熱と機動力を持った人達が沢山裏方に居る事でした。過去に浮かび上がるのは、小学校の暗い夏祭りを見た時でした必死に場を盛り上げようと苦心して動き回る町内会長さん、しかし、そこには子供達の為に準備した筈の焼きそばとか飲み物が不足し更に暗い照明がイメージダウンして行きました。咄嗟に動き出したのがユートピアのメンバー高橋と泉山、追加の焼きそばを調達し焼き上げ後から来た人達の為にも気遣いその場を凌いだのです。その秋、校庭の草刈り作業を終えた所に晩秋のオレンジ色の大きな月が三人を映し出したのです。その素晴らしいロケーションに感動し暗いイメージしかなかった事がその出来事が夢の語らいとなり、そうだ、祭りをやろうと同感したのです。その人物は斉藤会長、小野寺会長と私でした。
しかし、私達の活動をよそに減少して行く生徒数は耐えきれず今ここに閉校の決断が下されました。生徒を中心とした夏祭りは大勢の人たちを巻き込み名物となりましたが、生徒が居ない学校の無い祭りはどんな意味があるのかと議論がそれと共に上がって来ている様です。何かと暗い話になりたがるのも地域の特徴ではあるが、学校が無くなっても地域は残りそこに私達を含め人が居る事は間違いなく、それが地域であるならば皆の幸せの為にこれまで築づいて来た文化、夏祭りを継承する事が地域の求心力となり過疎化対策ともなり又おしゃれな田舎が創造されのではないだろうか。今あるものの価値を活かす事で本来の美保野開拓魂が称賛されるのではないだろうか。
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