こんばんは、リヴェールスタッフMです。
昨日、リヴェール利用者のTさんと買い物に行ってきました。Tさんとは何度か一緒に行っていますが、新たに気付いた事がありました。目的はズボン購入で、その試着をしている時「そういえばベルトも欲しいなあ。」と言ってきました。早速ベルトを見に行き、「どう、気に入ったのある?」と聞くと、「これだばいいなあ。」とTさん。
試着すると、「穴開けねばなんね。」とTさん。それを聞いた私は(なんで???)
「ベルトって、ここを(バックル)外してカットすると穴を開けなくて済むよ。」と、教えてあげるとビックリした表情でこちらを見ました。
洋服選びに拘っているTさんでも知らない事があるんだなあ、と思ったのと同時に作業時の事を思い出しました。
ある日の作業時、「Kさん、そこにあるニッパ取ってちょうだい。」と頼んだ時、「ニッパってどれ?」とKさん。こちらはその時、Kさんなら知っているだろうと思い込んで喋っていた。
このくらいなら知っているだろうが、当たり前ではないという事を再認識させられた1日でした。
ちなみに、気難しいTさんですが買い物中は笑顔が多く満足していたようです。
当たり前はその人その人の生きてきた環境や時間に
よってだいぶ違いますよね。私とdeepさんも同じです。
男と女でも違うかも、そこで出てくることばが「共通理解」
です。同じ物事や同じ言葉について、同じように理解している
という共通の理解のことです。全く同じは難しいでしょうが、
近づけることは可能です。ことばで伝えるとき、よく例えを
用いたり、絵を描いたりします。いろいろな方法がありますが、
どうしたら伝わるかが支援者の腕の見せ所ですね。
ボキャブラリーはdeepさんは得意分野ではないでしょうか。
マナーや風習に関しては、私もまだまだ勉強不足であり苦手分野です。
当たり前な人間に私もなれたらと常々思います。