先日、いつもお世話になっている動物病院に用事があって行ってきました。
会計を待っている間、私の隣には年配の男性が連れて来た大型の犬が1匹床に寝そべり、反対側の隣にはこれまた年配の女性が抱っこしている猫が1匹。
男性の連れてきた大型犬は人間で言うと90歳を超えていて、白内障になってしまい、両目がほとんど見えていないそうです。耳も聞こえなくなっているようで、この頃は呼んでも反応がないと悲しそうな顔をしていました。さみしいのか不安なのか、ずっとクンクンと鳴いて、そばで体を撫でていると静かになると教えてくれました。
女性が連れて来た猫は、毛が抜けてしまって、とても痩せていました。「ごはんもあまり食べなくなってしまって、ずっと目をつむって寝ている・・・」と、寒くないように毛布くるみ、女性はずっと体をなでていました。
動物社会も確実に高齢化しているんだと感じました。
人間と同じで目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、足腰が弱り、食欲もなくなっていく・・・
残念なことですが、人間も動物も老化を止めることはできません。
リヴェールの利用者のみなさんも例外ではなく確実に高齢化しています。
先日のボーナス会議でも体力の低下、気力の低下が話題になりました。
できないことではなく、できることに目を向け、現状に合わせた作業の提示の仕方や、配慮が必要になってきている方もいます。
リヴェールでもできる高齢化対策を真剣に考えなくてはと思いました。
今、高齢化社会において話題となっているのが死です老化により肉体と精神の限界があり特に精神の限界は痴呆等の表情で治る事はないと言われておりますが食べない動かないは生きる事の限界を意味していると言われております。そこで尊厳死が注目されて来ております、医療、福祉の拒否いわゆる自然死の希望です。それは本人より家族等に配慮した考え方です。利用者に対し死と言う事又死に方についてどう説明して行くかが大きな課題となるでしょう。いずれにしてもこの問題は非常に遅れている事だと思います。