身内の話で申し訳ないのですが、
うちの父がここ数週間のうちに
自分が聞いただけで5回以上も転んだと聞きました。
歩く時に脚が上がっていないため、
何もないところで簡単に躓くようです。
バランスも悪く少しの段差で体勢を崩します。
やっぱり歳をとったなぁと感じます。
半年前ぐらいまでは犬の散歩もひとりでできたのですが、
今は犬を散歩する父とそれを見守る人が必要です。
これから寒くなってますます外を歩く機会がなくなると、
歩けなくなってしまうと思い父と母に
「半日型のリハビリサービスを使ってみたら?」と提案してみました。
母は「そうだねぇ。」と言い、
誰に相談したらいいのか、どんな手続きが必要なのか聞いてきました。
私の知っている限りのことは教え、
早めに相談することを勧めました。
ところが当の本人は「家にいるのが一番いい。どこにも行かない。」
と言い張るのです。
「家にいるのが1番なのはわかるよ。
でも歩けなくなったりケガをしたりするといたい家にいられなくなるよ。
お風呂も入らなくていいし、ごはんも家で食べればいいし、
歌を歌ったり、踊ったりもしなくていい所もあるんだよ。
筋力を落とさないために運動をしに行く所だよ。」と話し、
母と一緒に1回度、見学に行ってくるように説得してきました。
今本人に必要なことは何なのか?
本人の望むことは何なのか?
本人が望まなければやらなくてもいいのか?
家族の望むこと=本人の望むことになるのか?
自分の父のことを考えた時に
これから利用者さんのご家族にも同じようなことが起きるだろうなぁ・・・
そんな状況になった時に正しい判断や正しいアドバイスが
はたして自分にはできるのだろうか・・・
と考えてしまいました。
自分の身内でも一筋縄ではいかないのに・・・
老いては子に従え”と言う諺があるが、あくまでそれは互いの信頼から成るものであり、行動するまでのスタートはもっと前にあるかも知れない。
利用者の環境においても誰が親であるか子であるかあるいはその代理人かを決めるのは全ては信頼しかない。人生を重ねて来た人達の五感は鋭い!