先日相談支援で担当しているNさんから私の携帯にけたたましい連絡がありました。感情のコントロールが出来ずに一方的に話していました。「職場でも自宅でも足が臭いと言われる。臭い臭いってみんなでばい菌扱いしやがって。」ということが主訴。母親にまでばい菌扱いされたことが悔しいと嘆いていました。近くに母がいるので話をしてくださいと言われました。なんでも靴下を履きたがらず、素足で靴を履いているため、臭いがしてしまうらしいのです。お母様にさすがにばい菌扱いはしていませんよねと問いただすと、売り言葉に買い言葉で確かにひどいことをいいました。あの子を言い負かすには、あの子以上の声も上げなければならず、あの子が言うように近所にも響き渡っているかと思いますと正直に話して下さいました。お母様と話している最中もNさんは近くにいて早口で文句を繰り返していました。以前は涙ながらに悩み事を打ち明けてくれたお母様ですが、今回は呆れて笑うしかありませんねと言っていました。虐待などの事件が起こる前に、親子分離が必要と思いつつも、障害特性が強いため受け入れ可能なグループホームがなかなか見つかりません。それ相当の研修を積んだ世話人さんでなければパニック時の対応に苦慮するものと思われます。この親子をどうにかしてあげなければ・・・私の頭の片隅から離れることのないNさんです。

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