私が相談員を務めるYさんは、市内のA型事業所に通っています。もともと通っていた事業所が閉鎖し、令和2年9月から新しいA型事業所に勤め始めました。以前はディスクワークが中心でしたが、10月から施設外就労として某百貨店の地下青果部門で活躍しています。10月末のモニタリング時は順調でしたが、毎年寒い時期には体調不良を引き起こし長期欠勤してしまいがちでした。12月1日から約半月、朝起きられない、起きても気力がわかないということが理由で長期欠勤してしまいました。事業所様から連絡を頂き、毎年のことではありますが、長引かないように声をかけてみることにしました。精神に病をお持ちなので、そこは尊重しつつ、高い評価を得ていてみんなが復帰を心待ちにしていることを伝えました。すると1週間後に復帰出来ました。それからは順調に経過しています。復帰のきっかけを訪ねると、程よく身体を動かす今の仕事が肌に合っているからと答えてくれました。女性の多い職場で些細ないさかいが絶えないそうですが、Yさんは64歳の紳士で、緩衝材の役目も担っているので大変助かっていると言っていただいています。以前は65歳定年までは何としても頑張ると話していましたが、昨日もモニタリングでは、身体と気力が続くなら、その先も考えたいと前向きな発言がありました。スタートの年齢は関係ありませんね。自分にマッチした仕事に巡り合えたこと、周囲に認められていることが、Yさんの考えを変えました。体調の小さな波はあるとのことですが、上手に乗り切っていけると良いですね。

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