台風の後の畑を見て朝涙した足長です。
ネギ出荷間近だったのに…と
思い落ち込みかけましたが、真っ直ぐ太陽に向かって伸びている
ネギも沢山ある。落ち込んでいられません~!と自分を奮い立たせました。
その後、施設に出勤。利用者の通勤時間になりました。
いつものようにみんなが笑顔で出勤してきます。
そして、朝礼が終わり作業に入りました。
畑スタッフに作業指示をしに行くと、Kさんが言いました。
「台風だったからネギ大丈夫だったかな?」
私は、「ネギが転んでたよ。悔しい…。」と言うと
Kさん、「だば、今日の作業はネギを起こしに行くんだべ。」
私「当たり、何で分かったの?」
Kさん「何年もネギやってればわがるべ。」
「何年もやっているから分かる。」これって凄い事じゃないですか?
Kさんだって、最初は畑に自分から進んで出るようなタイプじゃありませんでした。
回収作業を主に行い畑作業を続けると体調を崩していました。
そんなKさんが今では、ネギの皮むき作業の流れをマスターして
ネギの草取り作業を先頭だって行い、草取りだけではなく土寄せから
追肥までを行えるようになったのです。
今の状況だけを見ていると、流してしまいそうな言葉
でも、その言葉が出てくるまでに
自分の体調管理を行い継続して畑作業に携われるようになり
ネギの皮むきの流れを覚え、作業に対する自信を持つことが出来て
初めて生まれる言葉なのではないでしょうか?
数回体調を崩した時に、「もう無理だね。諦めようか?」と声を掛けなくて良かったです。
「無理しないように、少しずつ慣れていこう。一緒に頑張ろう。」と
その時言えたことが、このようなKさんの成長を生んだのではないでしょうか?
私が、ネギ農家の方に言われた言葉です。
「ネギが病気になった時こそチャンス。どうやってネギを治すか考えるべ。
諦めて捨てるのは簡単だけど、それじゃ、農家は食べて行けない。色々やってみて発見するんだ。」