昨年の12月から、産休のスタッフに代わって私が担当をしていた50代半ばのSさん。
1か月前、同じグループホームのEさんとHさんが、ひとりで計算したり、書いたりしてマザーと金銭管理をしているのがうらやましいことを伝えてきました。
「じゃあ、Sさんも自分で電卓で計算したり、出納帳書いて練習してみたら?」と提案すると、「うん!」と張り切って返事。
その日から、今までは計算も記入もスタッフ任せだったSさんが、
自分で電卓の数字や+・-・=を私に指示されるとおりに押して計算し、
出納帳の小さなマス目からはみ出さないように小さな数字を書いています。
まだ、+・-・=の意味がわからず、数字は書いてあるとおりに押すことができても計算はひとりではできません。
Sさんの今年度の目標はひとりで電卓で計算ができるようになること。
性格上、どんな時でもあせってしまうSさんですが、今回はじっくり腰を据えてあせらずに取り組んでいきましょうよ。
発音が不明瞭で、ジェスチャーや最初の1文字を指で書いて一生懸命説明をしてくれるのですが、普段接していないとなかなか思いをくみとってあげるのが難しいSさん。
それでも、あれができるようになりたい!これができるようになりたい!という意欲をスタッフに伝えてくれるSさんには頭が下がります。
先週金曜日の帰りには、マイ電卓を一緒に買いに行きました。私と色違いのかわいいグリーンの電卓を購入しました。(余談ですが、計算機には癒しとリラックスのグリーンと書いてありました。ちなみに私は赤なんです。)
私より10歳年上のおねえさん(Sさん)に、私も負けてはいられません!!!
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