こんばんは!ジョイフルスタッフのTです。
先日、ユートピアの会から市内の特別養護老人ホームに就職したAさんと
その上司でいつもお世話になっているIさん、私の3人で夕食をご一緒する機会がありました。
Aさんの就職から丸1年が過ぎたことを祝いましょうとのことで、お誘いを頂きましたが
今回はゆっくりと時間をかけて、「現状」、「成長した点」、「課題」などを聞くことが出来ました。
障害を持った方を企業が雇用するにあたり、よく言われているのが企業側の視点と、障害者の視点が違うということです。
実際に働く障害者は“雇用されること”以上に“働き続けること”が大変であったり、大切だったりします。
この観点から言えば、就職先からAさんに対しての“理解”を得られていることはとても有りがたいことだと感じました。
しかし、この環境をAさんが当然と思うことだけは避けて欲しいと願っています。
以前、仕事に悩むAさんから、一通のメールが届きました。
「職場で私のことを理解していない人がいます。」との内容でした。
このときの本人の話を詳しく聞くと…
自分の障害を全ての人が理解してくれるという思いこみや、職場に積極的に溶け込もうとしない姿勢が感じられました。
それから、全てのスタッフに挨拶することを目標にしたりと改善するように努力していました。
そして、1年-
本人にとっては長かったのでしょうか?それとも短いと感じたのでしょうか?
Aさんを祝う場で私が“その1年”の重みに触れた瞬間は
上司のIさんとAさんとの間で、職場の同僚の話をしている時だと思います。
ユートピアではない場所の、私達の知らない人たちのこと。
寂しいような、誇らしいような-
その話を聞いているとAさんがゆっくりと、でも確実に新たな道を歩んでいるのだと思いました。
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