利用者の訃報に接する時、私は命と隣り合わせの仕事をしているのだなと実感します。そして、その重責を担うに値する人間だろうかと自問自答することになります。今回は平成8年八戸市で第一号のグループホームを立ち上げた時からの入居者が、昨日入院先の病院で容体が急変し息を引き取りました。25年、四半世紀に渡り共に歩んできました。グループホーム先進地の北海道に一緒に研修旅行に出かけた時のこと、体力を消耗するほど頑張りすぎる性格のため仕事の調整のために職場訪問をした時のこと、チャレンジャーの会(就職者の会)で準備をしたお土産のマグカップがとても気に入ったと話しいつも使ってくれていたこと、約2年前に健康診断で弱い部分が見つかり、上手に付き合いながら暮らしていた姿、安全面を考えなるべく一人でいる時間を減らしてもらうために、1年前に生活介護サービスを受けるように誘った時の顔、ペットのウサギをかわいがっていた姿、年長者として厳しくホームメンバーに接していた姿、様々なことが思い出され、今はまだ彼女の死を受け止めかねています。

ご冥福をお祈りいたします。

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