「こんだけ!いっぱい集めたの。」
顔やユニホームを泥だらけにして ニコニコ笑いながら私の名前を呼ぶMさん
「どうしたの?わぁいっぱいだね。」 「うん頑張ってるの…。」 こんな言葉のやり取りの後は、
自然と私の顔も笑顔に変わる。彼はとってもおしゃべりが大好き
だから、作業中に私が行くと常に話しかけてくる。でも、私に「手も動かしながらお話をして!」
と注意を受ける。でも、話しをしている彼は、嬉しそうにニコニコしながら手を動かす。
時折…話しに夢中になりすぎて手を止めてしまうこともあるが…
作業=おしゃべりをしないで黙々と行う。
確かに聞こえは素晴らしいように感じられるかも知れない…
でも、それで良いのだろうか?
皆さんも仕事をしている時に、好きな音楽が流れてきたら 少しだけ気持ちがリラックスをしたり、
もう少し頑張ろうと思うことはないだろうか?
また、仕事をしている間に、ちょっとした冗談を言い合い
もう少し頑張るかと励まし合った経験はないだろうか?
やはり、何かしらの楽しみがあるから仕事が出来る。
それは全ての人に共通しているように思う。
楽しみを見つけるのが、苦手な利用者さんも沢山いる。
その中で、その人の楽しみを見つけ、作業意欲をかき立てて行く
それも、大切な支援の一つだと思われる。
今度はペーパーハウスにSさんの好きな「ゆず」の歌でも 流してみよう。
どんな笑顔を見せてくれるのか?また、 作業にどのように変化をもたらせてくれるのか?
楽しみです。 勿論、「やる時はやる。遊ぶ時は思いっきり遊ぶ。」のメリハリを 大切に。
内心…手を動かしながらも笑顔で音楽を楽しめてくれればと…切に願います。