昨日は自分の帰りが1番遅くなり、仕事が終わってから子ヤギの小屋に寄って「また明日ね、ゆっくり休んでね。」となでながら声を掛けたのが最後になってしまいました。
聞きなれた声だと思ったのか、体を起こして頑張って上げた小さな鳴き声に、後ろ髪をひかれる思いで帰ってきました。
今朝、気になって様子を見に行ったのですが、残念ながら・・・
昨日は・・・
夕方から、えさは食べたものの、息づかいが苦しそうで、ずっと鳴き続けているのが気になって、何回も小屋に行ってみていました。
暗くなってからも、懐中電灯片手に、私が行ったり、Iスタッフが行ったり、Mスタッフが行ったり、3人で何回も様子を見に行きました。
「息が苦しそうだね」「さみしいのかな」「あれなら食べるかなぁ」「これなら飲むかも」「どの姿勢が楽かなぁ」と、せまい小屋の中で3人で頭をつきあわせていろいろ考えました。
遠くない先に、お別れの日がくることは覚悟していましたが、突然だったのと、何もしてあげられなかったことが悔しくて、悲しくて・・・
涙がとまりませんでした・・・
小さな命は、私に大切なことを教えてくれたと思います。
たまたまかもしれませんが、成熟しないメスから産まれた子ヤギは弱く、母ヤギも上手に子育てできないということ・・・
きちんと計画的に、健康な状態で繁殖しなければ、また悲しい結果になるかもしれないこと・・・
星に小さななった小さな命が教えてくれたことを無駄にせず、涙をふいて、今ある命をこれからも大切にしていこうと思います。
子ヤギちゃん、天国でいっぱいぴょんぴょん跳ねて、大好きだったクローバーいっぱい食べてね。
大切なことを教えてくれてありがとう・・・
残念、と言うかご苦労様でしたの方が適当かも知れない。動物は一度病気にかかれば自力で克服しなければならない宿命にあり、ここまで延命出来たのは手厚い看病にあったので結果は自然である事を受け入れなければならない三頭の子ヤギからスタートし「生と死」に直面し感動したその数は図り知れない、大切な事は愛情とか心とか魂ではなかったか。みんなが共有する自然現象は言葉を超えた、今必要とされる人間学習でもある。
土曜の夕方、Mスタッフがあげるえさをパクパク食べていたのに・・・。
残念ですね・・・。
昨日は私も、いっぱい泣きました。今までヤギやウサギとの別れに何度も直面してますが、今回の別れは切なすぎる別れでした。今思うと土曜日の夜は、私やIスタッフそしてお母さんうさぎさんへ精一杯の力を振り絞って別れを告げてくれたんじゃないかなあ・・・
帰りに小屋の前で手を合わせてきました。スタッフや利用者さんが毎日声をかけ、早くよくなればと願って腕や足を伸ばしてあげていましたね。みんなの気持ちに応えるように最近はよく鳴いていた気がします。天国で、かけっこしながらみんなの様子を眺めていることでしょう。スタッフのみなさん、最後まで一生懸命頑張りました。
私もこの会社に入ってから「生と死」に何度か直面していますがまず先に悔しい気持ちが出てきますよね…分かります。
「ああしていれば良かった…」「あれをやっておけば良かった…」と思いますよね。
でもここまでみなさんお疲れ様でした★