利用者のOさんは普段から独語が多いのですが、3月になると毎年
「○○さんはお別れです。ぼく卒業します」
と繰り返します。○○に周りにいる人の名前が入ることがあるので、口にしないよう声をかけますが、この時期なかなか止まりません。
そんなOさんの独語ですが、担当スタッフが異動すると聞くとピタッと止まりました。
あれ?今日は言ってないな…と気付き注意して見ていてもおとなしいOさん。
ほんとうにお別れになるんだ、と自分で気づいてくれたかな?(^^)
スタッフの異動は前日発表しましたが、その場にいなかった人には個別にお知らせしました。
お休みだったYさんはキョトン。また会えるからねと付け加えると
「会える…?」
とつぶやいてコクコク頷きます。
外作業でいなかったEさんは呆然として
「泣きそう…」
終礼の後はそれぞれが挨拶をしてくれました。
お世話になりました、ありがとうございました、お元気で、自分もがんばります、などしっかりと挨拶をしてくれる利用者さんたち。
照れてうまく伝えられない人もいましたが、寂しい気持ちは伝わりました。
スタッフが代わってもまた元気にお仕事しましょうね。
春は分かれの季節だけではなく、
出会いの季節でもありますね。
新しいスタッフも入り、ベテランスタッフが見本となって、
引っ張ってくれることを期待しています。
春は、季節の変わり目で、利用者さんも不安定になりがちな時期。
不安を持ちそうな利用者さんには、ドライブや、出向作業など
リフレッシュできるような企画もあると、不安になる暇がないかも
しれませんね。