仕事の会話の中でも、ついつい相手の主張を否定したり、強い口調で無理に押し込めそうになることは
ありませんか。また、本当は自分の状況を説明したいけど、上司の命令は断れない、なんていうことはありませんか。
働き方改革が推し進められる今、「アサーション」という考え方が注目されています。
私もついこの間知り、ネットなどで調べてみました。
「アサーション」という手法を簡単に言い換えると、強い主張を指すわけではなく、
「相手に嫌な思いをさせないように、自分の主張を伝える」ことだそうです。
お互いを思いやる方法で、お互いを大切にしたコミュニケーション法です。
方法は次のとおりです。
D(describe):主観を交えず、自身の状況や相手の行動を客観的に伝える
E(explanation):自分の意見や感情を表現し伝える
S(suggest):相手が望む行動、妥協案、打開策を提案する
C(choose):提案の実行/不実行結果を想像し、結果に対する選択肢を示す
自身の話したいことを4段階に分類して伝えることで、相手を尊重し、衝突を回避した
上で具体的な案を探る方法です。
「私は・・・」から始まる自身を主語として自分の気持ちを相手に伝えるIメッセージという手法もあるそうです。
「あなたは・・・」を主語にすると、「あなたは、〇〇だから、××なんでしょう。」などと、相手を責めるような
内容になったりすることが多いためです。
例えば上司から
上司「この書類、今日中にまとめて!」と言われたら、あなたはなんと答えますか。
今やるべきことがあるのに、でも断ることもできないし、「はい、わかりました・・・」
というしかない方もいるでしょう。
そういう時は、「私は今急ぎの仕事をやっています。あと二時間ほどで終わりますが、午後から
書類まとめに取り組んでもよいですか?」
このように、今の状況説明そして譲歩案を提示できると、お互い苦しくなくスムーズに進められます。
4月は、新人職員もいる為、法人内で「コミュニケーション月間」とし、各部署ミスを防ぐため、
お互い気持ちよく仕事ができるよう、ほう・れん・そうの徹底やミーティングの際も全員が発言
できるように心掛けながら業務に取り組んでもらいました。
職場の雰囲気は、初めて訪れる来客者にも少なからず伝わります。スタッフ1人1人の心掛けが
全体が良くなることに繋がるよう、今後もいろいろなことに興味を持ちふれていきたいと思います。
コメント
コメントする
コメントする場合 ログイン してください。