グループホームで生活しているIさんとKさん。それぞれこだわりが強いのですが、私が目標にしていたのが散髪。
どちらも以前まで散髪は送迎が必要でした。まずIさんから、ジョイフルから歩いていけるお店に変更しました。
はじめは付き添いましたが徐々に送るだけにして、会計も一人でできるようにして、普段と同じにバスで帰るよう促しました。
Iさんからは送ってくれないのか、と何度も言われましたが、できることはやって欲しいと何度も説明。やっと一人で行って帰れるようになりました。
Kさんはお店を変えたIさんを見て自分から同じ店に行きたいと言い出しました。
これまでは車でしか行けないお店にこだわっていましたが、近いお店になったので、Iさん同様、一人で行けるよう誘導…と思いましたが、こちらはなかなか手強い。
お店に入っている間の緊張が強く、スタッフの行き帰りの付き添いが続きました。
それでもそばにいる時間を少しずつ減らしながら、やっと先日一人で行って、一人で帰ることができました。
本人も「大丈夫だった」と自信がついた様子です。
よし、最後にさらにIさんだ!いろんな作業に引っ張りだこのIさん。散髪の予定を組んでも作業がずれると行けないこともあり、
「お休みの日に髪切ろうよ。大人は休みの日に行くんだよ。」
「休みに何で行かなきゃいけないんだよ」
「(^_^;)休みだから行くんだよ」
何度も同じ話を繰り返しましたが、作業予定が立て込む中、髪を切りたくて仕方なかったIさん、やっと休みの日の散髪を受け入れました。
たかが散髪、時間がかかりましたがそれぞれちょっと前進できました。
お店の方には二人の特性を理解していただき、優しく接していただき、感謝です。
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