ジョイフルパークを利用して10年、グループホームまきばを利用して8年半のAさんが、本日生活の場を有料老人ホームに移すことになり旅立っていきました。近年ADLの低下が著しく、歩行が困難になり、いつ転倒してもおかしくない状態になることが増え、ホーム内における事故や怪我が懸念されていました。1年以上前から某施設に入居希望を伝え待機者になっていましたが、なかなか空くことは無く、不安を抱えながらの生活を続けていました。何事にも熱心な弟さんが、このままではこれまでお世話になった方々に申し訳ないと、ダメもとで知り合いに声をかけたところ、とんとんと話が進み、10日足らずで新しい生活の場が決まりました。数年前から次のステージを模索していたわけですが、見つかって安心すると共に、別れることに感傷的になってしまうものです。お互い手を握り合って、「Aさん健康で長生きしてね。」「sakuraさんも元気でな」「Bさんがさみしって言ってたよ。」「そうが、そりゃありがたいな。」そんなやりとりの後、すっと手を振っているAさんを見送りました。ホームに入る前は1人暮らしの不自由な生活をしていました。60歳を過ぎてホームに入りましたが、協調性が磨かれ問題行動が殆ど無くなったことは大きな成長でした。グループホームで様々なことを培ったからこそ、安心して次のステージに送り出すことができました。Aさんが新しい楽しみを見つけて健やかに過ごしてくれることを願います。
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