こんにちは。里帰り娘です。

先日、八戸市公会堂で行われた「LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ)」のコンサートに行ってきました。
ご存じない方も多いと思いますが、音楽大学声楽科出身の日本人男性4人で構成されたボーカルグループです。
クラシック、オペラの定番曲から、ミュージカル、ポップス、日本の昭和歌謡まで、幅広いジャンルの歌が素晴らしいハーモニーで次々と奏でられ、最後には会場全体、観客を巻き込んで盛り上がる演出もあり、久々に楽しいコンサートでした。

メンバーのみなさんは30~40代とお若いのですが、メンバーのお一人が3年前に脳梗塞を発症、辛い病気療養を経て、2年前に活動復帰、今もリハビリに励みながら活動をしていること、そして、この9月末をもって脱退し、更にリハビリに専念することがコンサートの中で紹介されました。
当時は右半身麻痺で声の出し方すら忘れてしまった状態だったそうですが、そんなことを全く思わせないような素晴らしい歌声なのです♪
その方がおっしゃったことが、とても印象的でした。

同じ病気で苦しんでいる方や、その方を支えている周りの方々にも、ここまで回復した自分の姿を見てもらいたい。長く時間はかかるかもしれないが、諦めずに続ければ希望も見える。周りで支える立場の人も、焦らずに長い目で見て支えてほしい…およそそのような内容でした。

病気や障害も、状態が一進一退の時があります。がんばって、できることがひとつずつ増えていく、そのスピードも人それぞれ、努力の仕方もそれぞれ。
素晴らしい歌声と、お話を聞きながら、私も、焦らずに長い目で、利用者のみなさんの日々の小さい変化や成長を、そばでしっかり見守っていきたいなと思いました。

 

 

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