統合失調症で長年通院している72歳Tさん、定期通院、服薬をしっかり守っていますが、幻聴は常にあると話している方です。この2~3ヶ月グループホームの居室から、給与明細やお金が無くなったという相談が続いています。両替で分からなくなったのでは?どこかにしまい忘れなのでは?などと確認をしてきましたが、ご本人は納得いかない様子。昨日手提げ金庫を購入し、金庫にお金を入れ、鍵をかけてクローゼットに置いたらと提案してみましたが、「それだばわがねえ。」と一蹴。ではどうしたいの?と聞いたところ、給料から自分が使う分だけ部屋に置いて、残りは三戸町在住のお姉さんに預けると。お姉様も高齢ですし、毎月の来訪は大変なのではと思い、今朝ほど連絡を取ってみました。話は聞いていたとのことで、「認知が始まったのかな~。」「幻聴がひどくなったのかな~。」「穏やかに暮らし続けて欲しいけど・・・この先難しくなるのかなあ~。」と悲観の声が聞かれました。法人としては、医療との連携を密にしながら(近日中の脳のMRI実施)状態を注視していくので、ご家族からもできる限りの協力を仰いで、共にTさんの幸せを考えていきましょうとお伝えしました。また一つ乗り越えなければならない壁が立ちはだかりました。

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