「さようなら。また、明日。」「おはようございます。」
あいさつ程度の会話のやり取りだったが、数年前に、こんな穏やかな表情で、彼と会話のやり取りをすることが想像できただろうか?
ふと、昨日そんなことを考えた。
精神的にも落ち着くことが出来ず、他害、破壊行為を日常的に行っていたYさん。
そんなYさんが今では、普通に作業に出かけていき、「ただいま。」と笑顔で戻ってくる。
今では当たり前の日常の出来事だが、これが当たり前になるまでには、沢山の人々が彼に携わり、アイディアを出し合い、ご家族と、ご本人を守りたいという一心でスタッフ全員が協力し合い支援したことを昨日のように思い出す。
年間の天気、温度、パニックが起きた状況、時間を事細かく表にして、彼の精神状態を探ろうとしたり、
GHに泊まり込んで彼を一日通して支援を実施したりと、なんだか青春時代の一ページを開くような感覚さえよぎる。
私達が彼をここまで成長させることが出来たという事実は、ここにある。
その自信を胸に、次は彼を成長させよう!!と思った一コマでした。
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