家事をしながらラジオを聞いていましたら、盲導犬のお話をしていました。
その歴史と現状、ユーザーの実体験などが話題になっていました。
世界的な歴史を見れば、第一次世界大戦頃、負傷者の支援を目的として
育成されたのが始まりだそうですが、古代の壁画や遺跡の資料には
犬に曳かれて歩く人の姿などが描かれており、犬は昔から人と共に、
人を支えてくれていたことが分かっているそうです。
日本の盲導犬というと、こちらも第二次世界大戦頃に始まり、
実際に協会が設立され明確に定められたのは昭和40年代と、実は
ごく最近の話なんだそうです。
平成14年に制定された身体障害者補助犬法によって盲導犬を積極的に
理解し受け入れるように定められたのですが、盲導犬ユーザーの半分以上が
盲導犬を理由に拒否された経験を持つそうで、その認知度は非常に低い事が
問題となっているそうです。
利用者としては、盲導犬がいるといないではどれほどの違いがあるかと言えば
自動車を手に入れたようだ、というほど様々なところに出かけられるように
なったそうで、加えて障害物の回避で怪我をすることも少なくなったとか
素晴らしい働きだそうです。
盲導犬は10歳ごろにその役目を終えるそうなのですが、日本で良く盲導犬として
利用されているラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーは
種としての寿命が10年程度であることから、その人生のほとんどを視覚障がい者の
サポートに捧げるのかと思えば、切ない気持ちになります。
実は我が家も今年の初めにラブラドールを迎え入れており、そのやんちゃさと
破壊力に毎日手を焼いているのですが、仲間が日々人の為に働いていることを思うと
うちの子もその半分でもいいからいい子になってほしいな、と思うのでした。
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