昨日はユートピア本部に見学者が4名ほどあり、
法人を代表して私が対応させて頂きました。
今回の見学者は養護学校の1年生のお子さんを持つ親御さん4名でした。
お子さんを実習させるにあたってどんな場所か見ておきたいということでした。
事業所の説明をしつつ、作業現場も見ていただきました。
一通り説明をし終えた後、運営しているグループホームの話になりました。
現在ユートピアの会では4つのグループホームを運営しております。
「空いている部屋は?」
「毎月かかるお金は?」
「今のグループホームの部屋に空きがなくなったら、次に開設予定はあるか?」
・・・と色々質問がありました。
親御さんが気にかけているのはやはり、
自分が先立ってしまってからの子供のことです。
先立ってからどうすればいいかをその時に考えるのは、
振り回される本人が一番かわいそうです。
そうなる前に体験をしておくだけでも対応はスムーズにできるかと思います。
体験していることで本人にも自信がつくかと思います。
中には「どんな障害があっても断られることはあるんでしょうか?」と質問してくる方も。
ユートピアの会では本人の生活すべてを支援していける体制を取ること。
障害の程度によってグループホームに入れないということはないことを約束しております。
世話人さんと施設スタッフが協力して支援する体制を取っております。
本人の将来を考えた時に「自立」を目標とするならば、
グループホームから日中活動の場へ通い、グループホームに帰ってくる。
たまには実家に帰ってのんびり過ごすことも。
そんな生活が理想ではないかと思います。
見学に来られた保護者さんのお子さんたちが入居となるのは、
早くてもあと3年後となります。
まだまだと思っていても親御さんたちは今のうちから
「その時に部屋の空きがあればねぇ」と心配していました。
ユートピアの会も今の4か所のグループホームで終わろうとは考えておりません。
今回の見学でもわかったように、グループホームに入りたいというニーズは
あるのだと確信し、今後増えてくるのではないかと思います。
自分のつたない説明で理解してもらえたか若干不安は残りますが、
色々と質問してくれたので、親御さんたちが何を知りたがっているのか、
話をする中で理解することが出来ました。
時には笑い声が飛び交うくらい明るい雰囲気で説明は出来ましたが、
個人的にはもっと上手に説明できればなぁと自分の力不足を感じました。
ニーズがそこに存在する限り、なるべく応えられるように、
親御さんたちともっと交流を取り、情報を聞き出せるような機会が
今よりももっと多くあればいいのではないかと感じました。
ユートピアの会は現状で満足する施設ではありません。
ニーズに応え、満足度を高め、更なるニーズを掘り起こし、
「困っている」が「安心できる」になるように、
これからも社会福祉法人としての活動を続けていきます。