妹さんとの約束で、部屋の物の処分をするように促されていたSさん。先週、私が確認に行くと、
必要最低限度の物にし、部屋はすっきりとなっていました。やはり、やれば出来るのです。
沢山、本人を褒め、約束通り、蒲団と毛布を買いに行きました。
しかし、車中では・・
「物を所有する」ことに執着してきたSさんはそのことを心が強く覚えていて、失うことに対して
抵抗を感じているのでしょうか?
去年の「新年の集い」に買おうとしていたスーツ代金は?新しい○○が欲しいなど新たに物欲が
出てきたようです。
物を所有する=幸せ=無いと不安という苦につながる連鎖を断ち切るのは難しい。
せっかく、部屋の気の流れが良くなったのだから、今の状態を維持し、自分にとって
本当に必要な物は?やるべきことは何か?考えてみましょう。
物を処分したから新たに自分へのご褒美として物を買うのを立ち止まってみませんか?
物が欲しい物欲か買い物がしたい欲かの判断が難しいですね。例を見ると万引きの常習犯は物が欲しくてするのでは無くその行為が目的だとかで、又リサイクルショップにバーゲンに通い詰める人の家族は物の山に悩まされていると聞きます。不安定な精神が買い物に執着すると言われております。
又ゴミ屋敷に住む人は物欲が旺盛で物に対する執着が強く貧困から来るとか
ペットに似た思いとかがある様です。いずれにしても精神コントロールが利かない事ですので誰かのサポートが必要ですよね。