こんばんは。ジョイフルスタッフのTです。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが…
ジョイフルパークユートピアでは新聞紙やチラシなどといった資源物の仕分けを行い、それを出荷して利用者さんの工賃に還元しています。
そして、この作業を行っている場所が通称「エンジェルハウス」と言います。そこでは大量の資源物を仕分けている為に種類の異なる資源物が混入したりすることもあります。
しかし、そんな仕分けミスを水際で食い止める男がいます。
それが、チェックマンのI山さんです!
彼が利用を始めた昨年の春は、チェック(※点検すること、検査すること)とは、およそ対極に在ったと感じます。
毎日、どうしたら丁寧な作業をしてくれるものかと頭を悩ませていたことを思い出します。
しかし、I山さんは資源物を“分ける”ことよりも
間違いを“見つける”ことが好きでした。
適正があったともいえます。
今年の雪解けの頃に、正確な分類のためにチェック作業を始めましたが
当初は間違いを見つけると、誰が入れたんだと周囲を非難するようなこともありました。
しかし、今は間違いを見つけるとなんだか嬉しそうです。
最近も課題が残っていました。
それは、周囲を顧みずに自分の作業スペースを広げてしまうことです。
ところが、“ある物”の出現で大きく改善されました。
その“ある物”とは背の低いテーブルです。お客様の寄付によって入ってきた代物ですが
それは、はじめからI山さんが使うことが決まっていたかのようにそこに置いてありました。
なにか運命的なものを感じた私は、そのテーブルをチェック作業に利用するように伝えました。
するとI山さんから「これ良いな~」という声。
さらに今まで床に広がっていたたくさんのバナナ箱も机上、あるいはその下に収まるように自ら整理をするようになりました。
これが実際の写真です。
テーブルが彼の明確なテリトリーになったのでしょう。
後日、「施設長にもこのテーブルを使うことの許可取ったから~」と話していました。
今後の彼の成長が楽しみです。
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