作業室に毎回、入っているTさんは視野が狭いので、値札取りは指先だけでは取るのは一苦労ではさみを使用しています。それでも、糸が衣類に残り、スタッフを頼ることが多いのです。
支援する際、本人の特性を考えて、出来るだけ自力でスムーズ行えるように…
あるいは、得意分野で自信をもって生産活動を行えるように設定しています。むろん、自分のしたいことばかりではなく、意に反する作業もあります。
その日はコンテナが汚なすぎて綺麗にしてほしいと頼んだのですが…
本人は自分だけが衣類に関する作業から外されたと不満を募らせていたようです。
こちらが良かれと支援したことがミスマッチで利用者のニーズにかなっていなかったわけです。

「今日はスタッフを頼らず自力でやってみてね。」と声をかけると、意地もあってか?その日は私語なく、淡々と取り組み、他利用者への干渉は一切ありませんでした。値札取りは指先だけで取っておりました。

色んな利用者さんがいて、ニーズや特性も色々。
スタッフ側の決めつけは、支援の幅を狭めるなあと自己反省したしだいです。
日々、利用者が自己肯定感をもてるように創意工夫していきたいと改めて思いました。

春には新しく利用者が入ってきます。私達スタッフも気持ち新たに、ステップアップします。

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私も反省させられること、考えさせられることがたくさんあります。でも、だからこそ、進歩があり成長もあるんです。利用者が成長するには、スタッフの成長も必要不可欠ですね。

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