盆の墓参りに行ってきました。
実家の墓は、最近はやりの黒御影石ではなく
代々伝わる表面に苔むすような古い墓石です。
墓所の一角では墓獅子なる舞踊も行われ、
地域の歴史を感じます。
線香をあげ、手を合わせ、迎え火が燃え尽きるのを眺めつつ、
たまたま付近を見回すと、そこに見知った顔が。
高校まで一緒だった友人が。
そういえば、友人の墓所が近かったことを思い出しました。
友人は高校卒業後は地元を離れ、そのまま会う事もなく
今に至りました。それでも、一目で彼女とわかるほど
当時の面影を残していて。
胸の奥から沸き上がる懐かしさに、思わず声をかけてみました。
「**ちゃんじゃない!元気だった?」
彼女はこちらを見ると、表情も変えずしばらく時が止まったように
動きを止めたまま。
しばしの沈黙の後に、一言。
「…えーっと、誰だっけ?」
「え~?ジャスミンよ、高校まで一緒だったジャスミン!」
「ジャスミン?…ジャスミン!」
私は彼女を分かったけど、彼女は私に気づかなかった。
それもそのはず、私は次男を産んだ時に急激に体重が増加、
判りやすくリオオリンピックの女子レスリングに例えると、
登坂絵莉選手の階級からから川井梨紗子選手の階級に
変更したような状況。体形も輪郭も、大きく変わってしまって。
15年も同じクラスの王者として君臨した吉田沙保里選手。
彼女の強さと同じくらい、その体重コントロールは素晴らしいと
思う私であったのでした。
15年も同じ体重って、ありえないですね。
こちらは結婚して出産したら10キロオーバーで、
詐欺と言われても仕方ないと思っているのに。
本当、維持できるってスゴイ努力!