施設は懲り懲りと利用解約を口にしたAさんが出勤してきた。長期戦になることを覚悟で、
昨日お母様に来所頂き、状況や本人特性の確認、私たち支援者の思いを伝えた。
約1時間ほど経ったその時、予定していなかったAさんが姿を現した。どうした?と私。
「帰りが遅かったので迎えに来た。」とぶっきらぼうにAさん。我が事なので気が気でなら
なかったのでしょう。包み隠すことなく、話しの要点を伝え、意見を求めてみたが、返事は
無かった。母が本人に、「就労というステップアップを目指すことは良いことだが、簡単な
ことではなく先方にもあなたの事を分かってもらわなければならない。そういった時、
一人きりより、ジョイフルのスタッフが一緒にいてくれることは心強く幸せなことなんだよ。」
と声を掛けて下さった。またまた無言のAさん。「心の整理に時間が必要なら時間をかけても
かまわない。あなたの覚悟を確認し、私たちスタッフも精一杯応援していくから。」と私。
「とりあえず明日来てみる。」
天気は雨でさえないが、Aさんとの何気ない会話が私の心に日を射してくれた。
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