就労支援、日常生活、様々な支援の場面で
「成長」というワードはとても重要です
何か一つでも前より上手になった、出来るようになったというのは
ご本人にとっても支援するスタッフにとっても嬉しい事であり、
それこそがやりがいと言えます
そして、成長につなげるために大切なのは
利用者さん一人ひとりに合った課題を選ぶことです
あるスタッフが利用者さんに作業を提示していました
スタッフは熱心に何度も手とり足とり繰り返し、
なぜ出来ないのかと同じ作業を求めていました
ですが、
障害の程度を考えると技術習得は困難であるように感じられたため
声をかけたところ
「きっと出来るようになると思います」
と返事がきました
「挑戦させたい」という気持ちは支援の中でとても大切です
けれども実際にはどうでしょうか
現状から大きく乖離した課題を与えられた利用者さんは、
当然ながら「出来ない」経験を重ねてしまいます
そしてその「出来ない」を叱られ続けると、
自信をなくしやる気まで失ってしまいます
挑戦と無理強いは違います
大事なのは「スモールステップ」
小さな成功体験を積み重ね、「できた!」という喜びが次の挑戦への力になります
今のレベルで出来る事を見極め、
少し背伸びすれば届く課題を設定し、
失敗しても励まし一緒に工夫して乗り越える…
こうした積み重ねこそ、本当の成長につながるのではないでしょうか
利用者さんにとっての「できた!」は、私たちが想像する以上に大きな喜びです
「叱る支援」ではなく、「育てる支援」を大切にしていきたいと思います













