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私が相談員を務める57歳男性Oさんは若年性認知症を患っています。令和4年1月からB型事業所を利用していましたが、物忘れが激しく、同じことを何度も聞いてしまう。最初は良かったが、マンツーマンの体制が必要になってしまったので、このまま支援を続けることが難しいと言われてしまい、令和5年5月末日で、利用を休止することになってしまいました。働く意欲が人一倍強い方で、自宅待機の期間に、自らドラッグストアの品出しと、ポスティングの仕事を見つけ、採用されアルバイトをすることになりました。アルバイトとB型事業所の併用はできない決まりから、7月末日をもってB型の利用を解約し受給者証も返還したのですが、ここにきて、奥様と息子さんから再相談を受けました。ドラッグストアを辞めることになり、時間を持て余している。散歩と称してどこまでも歩いて行ってしまうし、安心して仕事をすることができないので、9:00~15:00ぐらいまでの利用時間のB型事業所に再度通わせてみたいと。病気の特徴をしっかりと捉え、支援に工夫を凝らしてもらえ、1日でも長く利用を継続できるような事業所を探さなくてはなりません。主治医やワーカーさんからもアドバイスを頂き、定員20人程度の小規模で、スタッフの目が届きやすい環境の事業所を探すことになりました。第一段階の見学日は明日なのですが、ご本人は既に自力で事業所の場所を確認しており、すぐにでも働く気満々です。先方に理解していただき受け入れてもらえることを切に願います。
今週から市内の某老人施設にて、ジョイフルの利用者Mさんが就労を目指して現場実習に取り組んでいます。初日は開始の30分前には現場に到着してやる気も十分。担当者の方から優しくご指導いただきながら、一つ一つの業務に携わらせてもらっています。
作業は掃除がメインとなり、まずは居室や玄関、脱衣室の掃除機掛けに取り組みました。掃除機掛けを苦手としていたMさんでしたが、「出来ます。」とやる気を見せて取り組んでいた事で、担当者の方からも安心した様子で作業を任せて頂きました。
トイレ掃除も任せられる部分が多く、Mさんはアドバイスを聞きながら持ち前の丁寧さと正確さで取り組みました。
玄関掃除は下足箱の数が多く、30分以上の時間を要しました。最終的には決められた時間内に終える事を求められる作業なので、作業のスピードアップも求められます。
今週は作業全体に慣れる事を第一に作業に取り組ませて頂き、来週からは実際の勤務を想定した流れでの実習予定となっています。まだ実習初日ですが丁寧で一生懸命な働きぶりから担当者の方からも、「どんどん仕事を覚えて欲しいですね。」と期待を込められている様子のMさんです。2週間の限られた実習の機会を、スタッフで協力してサポートしていきます!