営業のmです。
八戸の最低気温も連日一桁、雪の予報もあります、寒さ対策をしっかりやりましょう。
冬タイヤには履き替えましたか?まだの方は雪が心配されますね・・・!!
いつもお話ししている、生産活動の話です。
ユートピアの会では、生産活動の一環で「機密文書廃棄処理業務」という機密性の
高い書類を、紙質を選別してリサイクル可能の紙と不可能な紙に仕分ける、
バインダーから外す、袋から出す、クリアファイルから出す、クリップを外すなど、
通常「分別処理」と言っている作業を行い、そのあとリサイクル可能な紙は
シュレッダーの機械で粉砕して、リサイクル原料として古紙回収業者に出荷
しています。
分別してリサイクルできないものは、八戸市清掃工場などに持ち込んで廃棄処理を
依頼しています。
当法人がこの作業を始めたきっかけは、当時作業にしていた「ペーパークッション」
作成の作業で使用しているシュレッダーの機械があったからです。
この「ペーパークッション」というものは、新聞紙をこの機械で粉砕して5㎝くらいの
紙片を作ります。この工程では、シュレッダー処理すると言ってもカッターで鋭利に
切り刻むのではなく、引きちぎる方法で紙片を作るので、切り口は毛羽立っていて、
カッターでの切り口みたいに紙の端で指を切るケガをする心配がないのが特徴です。
この「ペーパークッション」は、乳牛の敷き藁の代わりに牛舎に敷き詰めて使います。
牛乳は出荷の時の大腸菌の量で、代価が決まります。もちろん大腸菌が少ないものが
高額になります。新聞紙で作ったこの「ペーパークッション」は、殺菌作用がある
らしく、大腸菌の少ない高品質な牛乳になるそうで、使ってくれている酪農家さん
からは、良さを分かっていてくれて評判が良かったです。
長年この「ペーパークッション」を作って県内及び岩手県北の酪農農家に販売して
いましたが、酪農農家の高齢化などで廃業するところが増えて来て、販売しても
収益が見込めない状況になり、残念ながら制作販売を中止することになりました。
機密文書廃棄処理は、平成25年からペーパークッション作成と同時並行して作業
していましたが、酪農農家の状況から、平成30年3月でペーパークッションの
事業を中止して、機密文書廃棄処理に重点を置くようになりました。
そして、この機密文書廃棄処理は、平成25年の株式会社K様がユートピアの
第一号の契約で約4.6tの処理をしました。
以来、12年続けてご依頼を受けております。ありがとうございます。
途中、宅配業者からのK社様への提案があり当法人との競合で相見積もりとなって
いますが、毎年競り勝っての受託となっています。
株式会社K様での作業の様子
現在では、毎月機密文書廃棄処理の作業があり、昨年の10月は、担当のスタッフ
K主任が、リヴェールで作業を行ったのが、事業所内で3日だけで、後はすべて
外部に出かけた作業だったというほど作業量が多かったこともありました。
今年もこの10月から12月がピークになっていて、次から次に作業が入ってきて
嬉しい悲鳴が聞こえてきます。
皆の頑張りが、「工賃向上」に繋がることになるので、これからも頑張りましょう。